漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
70代女性 主婦 やややせ型である
2016年に緑内障の相談に良い漢方をと来店されました。
2013年に自宅のフローリングにて転倒し頸椎を悪くしてから緑内障がでた様に思えると本人。
血圧、その他の数値は正常である。
眼圧が20mmHgと高めで緑内障治療の点眼剤を使用している。(基準値:10~20mmHg)
眼圧は前房に眼房水が溜まり過ぎると上昇します。眼房水の生産過剰、眼房水の排泄低下により過剰に溜まります。
そこで、余分な水を排泄し目の状態を助けると考えるクコシ・キクカ配合の漢方の丸剤をおススメし1日1丸ずつ服用してもらいました。眼下を受診したところ眼圧は13mmHgまで下がっており、目が何となくスッキリすると喜ばれました。
2017年に家族の介護で気力を使い疲れ気味で、再び眼圧が上昇し耳鳴りも酷くなり一方の耳はほとんど聞こえなく耳鳴りも酷いと相談に来られた。
菊花・クコシの入った漢方薬はそのまま継続してもらい、血の巡りを良くする漢方薬に亀の甲羅・鹿の角の入った健康食品を追加してもらい、自分で薬の服用は加減して続けてもらっている。
現在、耳鳴りも軽くなり眼圧も15㎜Hg以内で安定しているので、気分的に楽だと喜ばれている。
一般的に眼圧は眼内の眼房水が増えすぎる事で圧力が上昇します。眼房水の代謝が順調に行われておれば眼圧は基準値内で安定しますが、排泄が上手くいかないと上昇します。
そもそも眼房水は目の周りの毛細血管により排泄及び運搬されていきます。
この方の場合は瘀血(血流不調)症状があるので血の巡りを良くする漢方薬を追加した事で良い効果がえられたと思われる。
TEL:097-536-2722
住所:大分県大分市西春日町4-1